第4話「ワッカでグゥー!」

2011/07/26 1:40 に Editor M が投稿   [ 2011/07/26 2:18 に更新しました ]

「馬場さん、やっぱりスイングが小さくなりますね。」

「そうだろう、そんなの作って、奥さんに『馬鹿だね~、あんたは。』って言われなかったかい?」

ゴルフのエッセイなので、ゴルフの話題を書こう。以前、捻転について書いたが、 その先がまだだった。捻転はほんの一瞬の出来事でわかっている人がみれば 一目瞭然だが、わからない人が見るとまったくわからない。

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捻転からダウンスイングに移る訳だが、この一瞬の間にすること。 それが体重移動だ。 捻転の後、そのまま振り下ろすと、パワーの放出は不完全燃焼になってしまう。 そこでさらに極限までパワーを出し切るという意味も含めて、右側から左側に体重移動する。

そして、体重移動した直後、ダウンスイングによるインパクトにつなげるわけだ。これにより飛距離は嘘のように伸びてしまう。 この一瞬の出来事を身体にしみ込ませるために毎日毎日ふり続けた。

そしておよそ、素人としてはまあ満足のいくダウンスイングができるようになったわけだが、 そこに大きな問題が残っていた。馬場さんも教える順序というものがあり、 これにはあまり口うるさく指導してこなかったんだと思うのだが、 打球がまっすぐ飛ばないという根本的問題が残っていた。

始めたばかりの時はスライスばかりしていたのに、このスイングができるようになった後、 強烈なフックの球ばかり飛ぶようになってしまった。
「いや~、まいった。」本当に独り言のようにそういった。 そこで馬場さんにこの点に関して、詳しく指導してもらった。

馬場さんの指摘のポイントは次の通り。
・ テイクバックするときに後ろ(背中側)に引きすぎている。
・ 後ろに引きすぎると、その反動で右前から左後ろに振りおろしてしまう。
・ これがフックする根本的な問題である。

そうか、それではもう少し横に、そして右ひじを後ろではなく、 下側に意識してテイクバックをすればいいんだなと思い、何度もやってみるが、 この右ひじが後ろに向いてしまう癖は本当に取れなかった。

そこでふと思いついたのが、これ。 さて、なんでしょう? インターネットで調べるといろいろな矯正グッズが販売されていた。 しかし、あんまりお金もない。ん~、どうしたものかなと思っていたときに発明してしまった。 その名も『ワッカでグゥー!』。 毛糸でワッカを両サイドに作り、両肘にはめるだけで出来上がり。 いたって簡単で持ち運びも楽。なによりほとんどただで作成できる。

 そして次の日に練習場に。 「馬場さん、新兵器作ったんですが、やってみていいですか?」

 「あ~、いいよ。でもそういうのってスイングが小さくなるからどうだかな~。」 ていう返事。

じゃあ、とにかくやってみよう。 すると、確かに右ひじは下に向き、それなりにまっすぐと飛ぶようになったが、 馬場さんの言った通り、スイングが小さくなってしまった。

「馬場さん、やっぱりスイングが小さくなりますね。」

「そうだろう、そんなの作って、奥さんに『馬鹿だね~、あんたは。』って言われなかったかい?」

 凄い、馬場さん、まったくその通り言われたんですよね。 先生はなんでもお見通しなのでありました。