第5話 「ゴルフは逆説の理論で上達する!?」

2011/07/26 1:45 に Editor M が投稿   [ 2011/07/26 2:03 に更新しました ]

「ゴルフはさ、逆説の理論なんだよ。悪い点を確認し、それを修正していきながら、 自分の理想に近づけていけばいいんだ。初めから、理想を追いかけるのは難しいからね。」

前回の号まで、アドレスからテイクバック、捻転、体重移動、ダウンスイングという順序で 書いてきた。この一連の動作の目的はもちろんボールを前に飛ばすためのインパクトにある。

ここでインパクトという意味を調べてみよう。 【impact】 1. 物理的、あるいは心理的な衝撃。また、その影響や印象。 2. 球技で、ボールがバット・ラケット・クラブなどに当たること。また、その瞬間。 ということらしい。 単純に当てるというよりかは、衝撃を加える、あるいは、衝撃的に当てるというのが、 ゴルフ的には正しいような気がする。 単純な身体の回転により前に飛ばすだけではなく、ボールを芯でとらえて、さらに自分の体重が 効率よく停止しているボールに乗せることができれば、結果的に衝撃を与え、飛距離がだんぜん 伸びるわけだ。

ちなみに私の場合、およそ20ヤード以上、以前よりも飛ぶようになった。 この一連の流れがスムースに運べばとっても良いボールが飛んでいくのだが、実際はそんなに 甘くはない。必ず何か、どこかで狂い始める。ゴルフの神様は意地悪なのだ。

練習に行くといつも後ろから鋭い視点で私の先生、馬場さんが見守っていてくれるのだが、 例えばインパクトの際にボールに体重が乗っていないとすぐに見破られてしまう。

「左足に重心が乗ってないなぁ~、インパクトの瞬間にもっと左足の前に踏み出すように体重を 乗せなきゃ。」 という声が飛んでくる。 わかっちゃいるけど、やめられないという古い言葉が出てきそうだが、言われていることは 分かっているのだができない。これがゴルフの難しさだ。

特に左足に重心が乗ってこない最大の理由は、私の場合、左足の膝がインパクトの際に伸びて しまうからだと自己分析している。せっかく最高のインパクトにつなげるためにそこまで苦労して きたものが、その膝のお陰で、台無しになってしまう。 だから練習する時は、インパクトのときに左膝を伸ばさないように注意しているわけだ。

もうひとつ、個人的な肉体の構造上の特徴がある。私の場合、ボクサーのようにリーチが長いので ある。だから、インパクトの際にダフッてしまうケースもしばしば。 だから逆説的に膝を伸ばすことにより、ヘッドとボールを合わせてしまっている。 でもこれじゃあいけないんだということもわかっている。 答えが出ないまま、迷路に入り込んでしまっていた。

そして、ある日。 同じように練習場に向かい、いつもと同じように7番アイアンで練習をしていた。 すると馬場さんが一言。 「あのさ、今日はさ、ボールをいつもより前に置いてごらん。」 ボールを前に? 「わかりました、じゃあやってみます。」 ということでボールを1球分くらい前に置いてみた。 すると馬場さんがまた一言。

「そんなんじゃなくて、もっともっと前に置いてごらん。」 え?もっと前に? 最終的にボールが5~6球分、いつもよりかなり前に置いて、スイングしてみた。 もちろん最初はトップをこするだけで当たらない。いいから続けろと言われるので、続ける。 するとなぜか当たるようになってきた。しかも芯でとらえている。さらにいつも指摘されてきた左足に 重心が乗っている。というか、乗らざるを得ない。そうじゃないとボールに届かないからだ。

「わかったかい?それが左足に重心が乗るということだ。ボールも芯でとらえているでしょ。」 たしかにボールは160ヤード以上ぶっ飛んでいるし、芯でもとらえている。 馬場さん曰く、この練習方法だともちろん右アウトサイドから左インサイドにヘッドが流れてしまうので、 フックボールがでやすい。でも、この左足に体重が乗るという感触を覚えたら、少しずつ今度はボールをもとの位置に戻すようにすればいいとのこと。するとここだという点が見つかるらしい。

「ゴルフはさ、逆説の理論なんだよ。悪い点を確認し、それを修正していきながら、 自分の理想に近づけていけばいいんだ。初めから、理想を追いかけるのは難しいからね。」 悪い点を修正することは同時にうまくなっているということ。

最近はテイクバックもかなり改善したし、 この重心を乗せる練習を繰り返せば、来週のコースはかなりいい感じで回ることができるんじゃないかな と思う訳で・・・。 週末のコースを目標に今週はしっかりと練習に励みたいと思う今日この頃である。

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