第6話 「先生の渋面 カフェ王よ 小さくまとまるな!」

2011/07/26 1:50 に Editor M が投稿   [ 2011/07/26 2:12 に更新しました ]
「スコアを気にする気持ちもわかるよ。100%の力でスイングする必要もない。 でも、スイング自体が小さくまとまったらだめなんだ。将来的に伸びなくなってしまう。』

プーケット ゴルフレッスン
私はここ数カ月間、ホームグラウンドであるプーナカというゴルフ場でのみ、 コースに出るようにしている。ここは9ホールしかなく、ロングホールは3ホールしかない。 自ずとアイアンでのティーショットが多くなるのであるが、両サイドがブッシュや池などが多く、 少しでもスライスやフックをしてしまうとボールが消えてしまう。 だから、とにかくまっすぐに飛ばさない限り、間違いなくスコアが伸びないコース設計になっているわけだ。

さらにゴルフを教わっている馬場先生よりティーショットは一番後ろの青コーナーから打つこと、というお達しがあるため、赤コーナーはもちろん白コーナーからのスタートも許されていない。

もともと両サイドが狭く設計されたコースなのに、一番後ろのティーから打つことにより さらに狭くなってしまう。それでもこのコースを回り続けている理由は、ここのコースである程度スコアがまとまってきたら、 おそらくどこのコースに出ても、そんなに大きく崩れないだろうなという予感があるからである。

さて前置きはこのくらいにして、つい先日、いつものメンバーとこのコースを回る機会があった。 直近のスコアはハーフでちょうど50打だったので、今回は50打を切ること、そして18ホールで 100打を切ることを目標にゴルフ場に向かった。

結果は・・・。 前半のスコアが大たたきの62打。 気持ちを切り替えて、後半戦の前にもう一度スイングのチェック。 そして迎えた後半のスコアはなんと今までの新記録である41打をたたき出した。 合計すると103打。 一日で地獄と天国を味わったような感じ。 ん~、なんともおしい話であるがこれがゴルフ。

終わった次の日、馬場さんにスコアカードを見せてご報告。 「前半はぼろぼろだな~、でも後半はなかなかまとまっているじゃないか。このホールは7打と8打か~、 ちょっと打ち過ぎだな。」などとご講評を頂いた。

特に前半戦の序盤。 第一ホールは160ヤードの打ちおろしであるが、ここで7番アイアンを通常は利用する。 しかし、前半に7番アイアンでグリーンを捉えずにスコアが大きく崩れる原因になってしまったので 後半は6番アイアンを利用し、ワンオンさせた。 その話を馬場さんにすると急に顔が険しくなった。

「あんたはさぁ~、ここで練習しているとき、7番アイアンだと160ヤードはしっかり飛んでいるんだよ。 私なんかよりも飛ぶんだよ、私の場合、1番ホールは7番で打っても、グリーンを捉える事ができる。 だから、あんたも7番アイアンでワンオンするはずだよね。ワンオンしないということは、 ここでのスイングとコースに出た時のスイングを比較するとコースに出た時のスイングが 小さくなってしまっているという証拠だよな。」

そうなのかなと思い、全てのコースで馬場さんが利用するアイアンの番号と私が利用する番号を 照らし合わせてみた。すると馬場さんの言うとおり、私の番号のほうが小さい番号(ゴルフでは 小さい番号のアイアンのほうがよく飛ぶ)を選んでいるときがほとんどだった。

「スコアを気にする気持ちもわかるよ。100%の力でスイングする必要もない。 でも、スイング自体が小さくまとまったらだめなんだ。将来的に伸びなくなってしまう。 コースにでても、練習場の時と同じスイングができるようにこれからやってごらん。 まだまだスコアを気にする必要はない。」 と言われた。

私からするとハーフでの41打は上出来なのだが、教えてきた馬場さんからすると物足らないばかりか、 あくまでもそんなスコアは通過点という気持ちがやはり強いらしい。 それもそのはず、俺が教えたら、シングルでゴルフができるようになるからと何度も言われ続けてきた。 だから41打じゃあだめなんだ。

目標は高くなければならない。 それがアマチュアとプロの考え方の明らかな違いであるんだなと痛感させられた。 こちらも教わる側として、あらためて目標を高く持とうと決心した一日であった。